世界に展開するヘキサグラム
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↑free mason↑
↑doller pramid↑
↑area51↑
↑look! area-51↑
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■秘密結社フリーメーソンのシンボルはヘキサグラム
有名な秘密結社フリーメイソンのシンボルマークの一つで、コンパスと定規がかつてこの組織がイギリスで発生した石工職人のギルドであったことを物語っています。
上向き三角形(コンパス)と下向き三角形(直角定規)の結合はヘキサグラムを形成し、「男と女」「陽と陰」「天と地」「精神と物質」など「世界の二元性の融和」を表現しています。
中央の「G」は至高存在を意味し、神(GOD)と幾何学(geometry)を意味しています。「至高の存在への尊崇と信仰」を重視しており、ヘキサグラムをシンボルとしている事もあって、
ユダヤ教の影響力が強い秘密結社のように見られがちですが、現実には一つの宗教に偏っておらず、枠にとらわれない「崇高な存在への尊崇」と信仰を謳っている事が特徴といえます。
フリーメイソンにおいて個々の建築道具は人間の美徳と対応し、コンパスは「真理」、直角定規は「道徳」、コテは「結束と友愛」、槌は「知識や知恵」を象徴しています。
1ドル紙幣にはフリーメイソンのシンボルの1つである「万物を見透す目」が描かれていますが、そこにはフリーメーソンのシンボルでもあるヘキサグラムが紙幣の中に浮かび上がります。
■アメリカの大地に浮かび上がるヘキサグラム
余談ですが、左画像はアメリカ合衆国のネバダ州のラスベガス北西150km付近に位置するアメリカ軍の管理する「エリア51」という地区のgoogle衛星画像です。長く基地の存在自体が極秘事項でした。
この「エリア51」グルームレイクの基地周辺地域にる六芒星の地上絵があります。直径240m近い巨大なものです。なぜ?このような場所にこのような地上絵があるかは不明です。ファンタジーとしては、アメリカ先住民の
自然との調和を目的とした儀式に使われたとか、超古代文明においてUFOの離着陸に使われたとか。「エリア51」は地球外生物に対する研究を目的とした基地であるとの見方もありますから、
米軍研究機関の研究対象でなのかもしれませんね。また、googleで実際に見れる処が想像力を刺激します。
(※Google Mapで座標「n37 24 01.87w116 51 59.51」を入力し「地図を検索」>「拡大}>「航空写真」で出てきます)
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【中東圏】 カバラの生命の樹とヘキサグラムの宇宙観
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↑kabbara↑
↑metatron cube↑
↑solomon↑
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■ダビデの星”ソロモンの紋章”と一般に呼ばれるが.....
ヘブライのヘキサグラムとは、上向きの三角形△と下向きの三角形▼を組み合わせた基本的な図形です。右周りの編み込みがあるか無いかはあまり意識されない様です。
「ダビデの星」や「ソロモンの紋章」と呼ばれることが世界的に定着しています。ランダムウォーカ―のコラムでも書きましたが、古代イスラエル王国とヘキサグラムの関係については諸説ありますが、
17世紀以前では全く使用されている痕跡が見とめられないことから、どうやら後付けの創作的伝承という説が有力のようです。当ラボもその説を取る次第です。
■カバラ神秘主義思想学におけるヘキサグラム
さて、学術的な研究はやはり「カバラ」がハイレベルと思います。「カバラ」はヘブライ語で「伝承」を意味し、独特の宇宙観を持つ神秘主義思想学で、仏教や密教との類似性も指摘されています。
その思想の根幹をなす「生命の樹」の中心に位置するのがカバラのヘキサグラムで、その独特な宇宙を表現する重要な図形という位置づけであると共に、最強のパワーを創造すると見られています。
。ヘキサグラムの伝統的定義では各頂点が惑星と対応し、一番上の頂点から時計回りに、土星、木星、金星、月、水星、火星、そして中央が太陽に対応しています。
この対応はカバラの根幹に位置する「生命の樹」への惑星の配属から来るもので、「天空(=大宇宙)の諸力を制御する鍵」として用いる事が多いようです。
ヘキサグラムという図形は、それを構成する上向きの三角形△が能動的原理、男性的原理、陽、火などを示し、下向きの三角形▼が受動的原理、女性的原理、陰、水などを示します。
そしてヘキサグラム自体は、この相対的二元性をなすものの組み合わさった図であり、「調和」「完全」などを意味します。
ペンタグラム★(=五芒星)が逆向きになると大きく意味を変えるのに対して、ペンタグラムは大宇宙ですので天地上下が存在しない訳ですから逆向きの図というものは意味を持たない訳です。
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【中華圏】 風水の陰陽はヘキサグラムの二元性の融和
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↑紫禁城 王座↑
↑七星陣/惑星石↑
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■紫禁城の玉座で皇帝を加護した七星陣
中華圏ではヘキサグラム(=六芒星形状)を「大衛星」と云います。偏財運を高めるとされ、株式投資やギャンブルに大切なビジネス折衝や契約時に効果を発揮すると云われ、
特に華僑系の人々にお守りとして好まれています。更に「大衛星」の中心に「太陽」を加えたものが「七星陣」となり、所謂「太極」を構成します。
中国の紫禁城にある皇帝の玉座の天井(左画像参照)には太極(簡単に表現すると「宇宙の根源」)が設置されています。
この太極は「七星陣」という七つの玉で構成されています。惑星を表す六芒星と太陽を表す中心玉を加えた形が七星陣です。
もし、国を治めるに値しない皇帝が政治をするために玉座につくと、上から玉が落ちてきて潰してしまうといい、
逆に世のためになる人格者が玉座につけば、七星陣が頭上から強烈なエネルギーを放出し、そのパワーは皇帝の国家統治に影響を及ぼす程のものと言われています。
左画像でも分るよう実物は七星の全てが光り輝く黄金色の球体であり、パワーストーンの配置ではありません。仮にパワーストーンに置き換えるならば、世界の普遍的定義から、
ヘキサグラムの大宇宙を示す惑星に従い符合する「惑星石」を充てるのが正しい姿であると思います。もしくは紫禁城に従い黄金もしくは水晶等一種類の石での配置がよいかと思います。
中国の「風水」において七星陣は、陰陽の二気と木、火、土、金、水の五行を象徴し、△と▼が「男性と女性」「能動と受動」「陰と陽」を表し、組み合わさることで、天地の統合による安定した宇宙の中心として陰陽の最高バランスとなります。
また、周りが惑星、中央が太陽を表し、全体で大宇宙となります。この関係性はガリレオしかり、カバラ、ヤントラ、曼荼羅、七星陣...世界普遍の大宇宙観といっていいと思います。
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【西亜圏】 ヒンズー教・チベット密教にみるヘキサグラム
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↑shatkona↑
↑chakrayantra↑
↑lotas chakra↑
↑tibet mandala↑
↑hiranya↑
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■ヤントラや曼荼羅で神聖な図形として描かれたヘキサグラム
ヘキサグラム(=六芒星形)はヒンズー教、仏教、ジャイナ教の宇宙論関係図で見ることができます。
インドの宗教と西洋でこのシンボルが見られる背後にある理由は、古い歴史の中で不明となっていますが、
それららが共通の起源を持っている可能性があるということでしょう。
ヒンドュー教の宗教儀式において重要な位置にある神聖な神秘図形として有名な「ヤントラ」の中の一つの図形としても伝えられています。
教義によれば、六芒星形状は2つの三角形によって構成され、「調和と抱擁」を意味すると理解されています。
六芒星形状はサンスクリット語で「シャコナ(=Shatkona)」と呼ばれ、大地と空の間にある人間の位置を象徴しています。
ここでも大宇宙と小宇宙の関係性が見てとれます。
下向きの三角形は、神聖な女性らしさを表す「シャクティ神」を象徴しています。
上向きの三角形は、行動力のある男性らしさを表す「シバ神」を象徴しています。
2つの三角形の組み合わせを通じて、神秘的な男性と女性の「調和」と「抱擁(=交わり)」を表しています。
また組み合わされた三角形の6つの先端は、6つの「チャクラ」を示しており、これは「ヤントラ」の一つ「ロータス・チャクラ」として、
ヒンドゥー教の歴史の中で深い意味を持っています。
また、「ヤントラ」はヒンドゥー教の護符としても使われています。チベット密教の曼陀羅に相当するものです。
幾何学的で緻密な図形で構成されていて宇宙の実相を図式化したものであり、
その視覚的手段によって我々の世界と仏の世界との媒介の役目をするといわれております。
■チベットの曼荼羅では「現象の起源」を意味するヘキサグラム
チベットではチベット仏教の古い書物の中で六芒星形が見られるようです。
六芒星形状をチベット語では「現象についての起源」という言葉で呼ばれています。
六芒星形状は「曼荼羅」を描く際の中心部を形成する重要な図形として扱われています。
「曼荼羅」は2次元で描かれていますが、実は3次元を意味しているそうです。
「曼荼羅」や「チャクラ」は解釈が難しいので専門の方にお任せしたいと思います。
■日本ではバブル景気を迎える頃「ヒランヤ」がブームでした
ちなみに1980年代にブームとなったヒランヤ”とは古代インドのサンスクリット語で「黄金」「財宝」など最高の恵みを意味しますが、
上記のように本場インドなどのサンスクリット文化圏では、正六角形状あるいは六芒星形状の事ではありません。シャコナ(六芒星形状)に金色をアレンジした創作物ですが、
正六角形、六芒星形状自体に間違いはありませんので、よくいわれる「植物の生育が良い」とか「剃刀の切れ味が鋭くなる」という現象(パワー)が現れても何の不思議もないという訳です。
現在でも「ヒランヤ」として密かな人気が続いているようです。
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【日本圏】 ヘキサグラムのパワーを「龍」の力と見た日本
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↑丸に籠目紋↑
↑籠目笊↑
↑籠目行燈↑
↑カゴメ商標↑
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■籠目模様に浮かび上がるヘキサグラム
「籠目」とは元々竹材で組んだ籠の編目模様で、竹を交差させながら編んでゆくと自然にヘキサグラム(六芒星形)が形成されます。
無限に広がる連続性から籠目組は神聖な利器とされ、籠目は古来各地で魔除けの護符とされてました。
『籠』の字は「竹と龍」からの合体であり、籠の中に龍が封印されているとの解釈により「邪を寄せつけない魔除けの護符」として扱われています。
童歌『カゴメカゴメ』の「鶴と亀」も鶴は天空を舞い、亀は地面を這うという天地に相対する関係を示していると云われ、正三角形の上下の二元性を組み合わせる意味に符合しています。
「カゴメ」は本来、籠目紋様(一部の清和源氏の家紋など)と呼ばれ、日本が委ねられた陣形図です。事例として伊勢神宮の灯籠を上げる方が多いですが、
おそらく戦後、ユダヤもしくはフリーメーソンと関係するGHQ(ダグラス・マッカーサー)の寄進によるもので、伊勢神宮との直接的関連性は薄いとの説を取ります。
ヘキサグラム (六芒星形)はユダヤの紋章と言われていますがユダヤ人がこれを使い始めたのは日本が江戸時代初期の鎖国政策後であるとも云われています。
ユダヤ社会では17世紀まではほとんど使われていなかったという説です。(ダビデやソロモンの紋章が後付けと云われる説)
同じ頃、当時の日本は鎖国の状況下でも、ある者は交易を求め、またある者は戦いの場を求めて多くの日本人が海外に進出しています。
インドシナの山田長政などの日本人社会や東インド会社との交易がベースとなり、この辺から日本民族とユダヤ民族との交わりが始まったのではないでしょうか。すなわち、
日本の「籠目」がユダヤとの交流によりヘブライ文化圏に伝わり、伝承された「籠目」の力と宇宙観に触れた人々が驚嘆し、カバラなどの学術的な発展に繋がったと考えてもよいのではないでしょうか。いわゆる六芒星日本起源説です。
我国でこの籠目紋様を使用できたとされるのはスサノオより、神武天皇(祟神天皇)、応神天皇(八幡神)、源義家、源頼朝、織田信長だそうですが、まさは竹カゴ(永遠)の内なる「龍」は覇者に許される紋章です。
お隣の中華皇帝も「龍」。紫禁城玉座の頭上「七星陣」しかり、覇者「龍」のみに使用を許されたを紋章。日本民族は古代より「籠目」に壮大な「龍のパワー」が宿ることを知っていたのです。
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